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レーザードローンで計測!
測量の工程でドローンを利用するには写真測量だけでは不十分です。測量の段階では工事のように更地にしているわけではありません。写真測量では(当たり前ですが)、写真に写っていないものは測れないため、樹木などに隠れた場所はそのまま樹木しか計測できません。
これでは測量成果にはならないので、樹木などの隙間を抜けるレーザーを照射して計測をしています。レーザーセンサーのことをLIDARと言います。LIDARも最近ではiPhone Pro、iPad Proにも付いてますね。当社でもiPad Proによるレーザー計測を利用しています。
ドローンによるレーザー計測も地上型レーザースキャナーと同じ原理ですが、地上型レーザースキャナーが1計測で限られた空間しか計測できないのに比べて、上空からレーザー計測するため短時間で非常に広い空間をスキャニングすることができます。ほかにも危険な場所の計測を空からできることがメリットとなります。
デメリットとしては、地上型レーザースキャナーが自分の位置を固定して計測するのに対して、移動しながら計測するため精度は低くなります。精度管理を正しく実施した場合の写真測量と比べても精度は落ちます。
また、地上型レーザースキャナーに比べると1m2当りの計測点数も少なくなります。
3次元計測では、これらの手法のメリット・デメリットを理解して利用することが非常に大事なポイントとなります。
今回は砂防の現場でドローンによるLIDAR計測を行いました。この結果で少し面白い試みをしようと思っています。
ドローン活用担当リーダー改めICT活用担当